診療科目のご案内

社会医療法人財団 池友会 新小文字病院 福岡県北九州市門司区大里新町2-5 TEL:093-391-1001 新小文字病院は日本医療機能評価機構認定病院です

形成外科

形成外科イメージ形成外科イメージ形成外科イメージ

機能回復とQOLの向上を目的とする専門外科です。

 形成外科は外科系診療科の中の一専門分野であることは、ご承知のとおりです。
一般に「外科系診療科」は、(1)生命を救うこと(救命)、(2)痛みを除去すること(除痛)、(3)機能を回復すること(機能回復)、加えて(4)社会生活の質(QOL:quality of life)を向上させることを目的に、手術的治療を行います。この中で、形成外科は主として、機能回復とQOLの向上を目的とする専門外科です。

 形成外科には大別して二つの専門領域があります。
一つは、組織の異常、変形や欠損などの「疾患」を治療対象とする「再建外科」であり、もう一つは、疾患とは言えないが、ご自身が大変気にしている微妙な形状を治療対象とする「美容外科」です。
再建外科は「生まれつきの、またはけがや癌などで変形したり失われた体の表面や骨の異常を、機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し、QOLの向上に貢献する」専門領域です。
また、「美容外科」は、客観的には病気と認められない細微な形態変化を外科的に修復して、生活の満足度を向上させる専門分野と言えます。ただし、医療法上は形成外科と美容外科は各々独立した標榜科となっています。

その中で―
〈1〉日常生活に即した治療:必要最低限の通院(例えば、仕事でなかなか受診できない場合は、自分で消毒をしていただく。)
〈2〉患者様の希望に耳を傾け、最も適した治療方針を決定する。このため初診でたとえ患者様の希望があったとしても、直ぐに手術ということはありません。(一度自宅に戻って考えていただく。)
〈3〉常に新しい情報を取り入れ、最新・最良の治療方法を選択する。
〈4〉出来る限り痛みを与えない治療
―を心掛けています。

 当科の特徴としては外傷の治療に力を入れ、24時間態勢で臨んでいます。
擦り傷から重度の熱傷、切断指までが対象です。これら外傷を受けた組織を元の状態に戻し、出来るだけ傷跡を残さないように縫合していきます。組織に欠損がある場合は、皮膚移植や、周囲の皮膚や筋肉などを移動して傷をふさぎます。必要に応じて顕微鏡下に直径約1mmの血管を縫合して遠くの組織を移動します。
この他にも眼瞼下垂症(瞼の垂れ下がり)、腋臭症、再建外科、難治性潰瘍(褥瘡や糖尿病性壊疽など)、体表面の軟部腫瘍の治療、美容外科およびリンパ浮腫の手術治療など様々な治療を行っています。地域医療としては、特に褥瘡難治性腫瘍を持つご高齢で在宅医療を希望される方への手助けをしております。
形成外科は上記のように、特定の臓器(呼吸器外科、脳神経外科など)の病気を治療対象とする外科ではなく、全身のあらゆる部位の異常や形態変化を治療対象としていますので、他の診療科と多くの境界領域を持っています。
形成外科で治療を受けた方々が、笑顔で再び社会生活に復帰してゆく姿を見ることが、形成外科を専門とするわたしたちの最高の喜びです。

担当医紹介

木股 完仁

木股 完仁

形成外科部長北里大学 昭和61年卒

資  格 日本形成外科学会認定医、日本褥瘡学会認定医、
      日本皮膚悪性腫瘍学会認定医

所属学会 日本形成外科学会、日本褥瘡学会、日本美容外科学会、
      日本静脈経腸栄養学会 等

西 建剛

西 建剛

形成外科医長熊本大学 平成15年卒

資  格 日本形成外科学会専門医、日本熱傷学会専門医

所属学会 日本手外科学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本形成外科手術手技学会 等

小柳 俊彰

小柳 俊彰

  

新小文字病院 形成外科 年間の患者数及び手術件数

2013 2012 2011 2010
形成外科新患者数 587 576 539 487
形成外科入院患者数 225 233 235 231
2013 2012 2011 2010
外来手術 全身麻酔 100 128 108 126
腰麻・伝達麻酔 35 31 27 33
局所麻酔・その他 93 125 99 122
合計 228 284 234 281
入院手術 全身麻酔 2 0 1 2
腰麻・伝達麻酔 0 2 2 1
局所麻酔・その他 381 454 398 461
合計 383 456 401 464
手術内容区分 手術件数
2013 2012 2011 2010
Ⅰ.外傷 241 341 103 370

熱傷・凍傷・化学損傷・電撃傷で全身管理を要する非手術例

熱傷・凍傷・化学損傷・電撃傷の手術例

13 11 8 15

顔面軟部組織損傷

51 96 68 82

顔面骨折

44 63 47 66

頭部・頸部・体幹の外傷

4 11 9 6

上肢の外傷

89 113 104 134

下肢の外傷

35 41 21 61

外傷後の組織欠損(2次再建)

5 6 3 6
Ⅱ.先天異常 3 2 3 3

唇裂・口蓋裂

0 0 0 0

頭蓋・顎・顔面の先天異常

0 1 1 2

頸部の先天異常

0 0 0 0

四肢の先天異常

0 1 0 0

体幹(その他)の先天異常

3 0 2 1
Ⅲ.腫瘍 223 264 232 237

良性腫瘍(レーザー治療を除く)

206 241 225 214

悪性腫瘍

10 18 5 17

腫瘍の続発症

1 0 0 0

腫瘍切除後の組織欠損(一次再建)

2 1 0 3

腫瘍切除後の組織欠損(二次再建)

4 4 2 3
Ⅳ.瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 9 13 5 8
Ⅴ.難治性潰瘍 41 31 41 41

褥瘡

18 15 10 15

その他潰瘍

23 16 31 26
Ⅵ.炎症・変性疾患 62 51 50 42
Ⅶ.美容(手術) 0 0 0 2
Ⅷ.その他 3 3 3 4
Extra.レーザー治療 29 35 41 38

良性腫瘍でのレーザー治療例

6 13 10 11

美容処置でのレーザー治療例

23 22 31 27
大分類計 611 740 635 745