ロボティックアーム手術支援システム
Mako(メイコー)
2023年2月から当院で行われる人工股関節置換術、人工膝関節置換術にStryker社製のロボティックアーム手術支援システムMako (メイコー)を導入いたしました。
日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムの「Mako」は、股関節と膝関節の両方の人工関節手術に保険適応が可能な手術支援ロボットです。近年米国を中心に利用が拡大している期待の先進医療システムです。(2023年4月現在)
※ロボティックアームとは、「人の手の代わりに操作を行う機械の腕(アーム)」のこと
Makoを使用する
3つのメリット
- 01 高度な治療
計画が可能 - 02 安全な術中
制御を実現 - 03 早期回復への
期待
Makoシステムは人工関節に置き換える手術の際、術中に医師が操作し、傷んだ骨を削るために使われます。
術前計画に基づき、傷んだ骨を切除する角度や深さを、人工膝関節全置換術に適用するアプリケーションでは0.1°、0.5mm単位での調整が可能です。
骨切除時に治療計画にない位置に刃先が差し掛かるとロボティックアームが制御し、周囲の靭帯や血管などを保護します。これにより、安全かつ正確な手術が可能になります。
術前計画に基づき、傷んだ骨を切除する角度や深さを、人工膝関節全置換術に適用するアプリケーションでは0.1°、0.5mm単位での調整が可能です。
骨切除時に治療計画にない位置に刃先が差し掛かるとロボティックアームが制御し、周囲の靭帯や血管などを保護します。これにより、安全かつ正確な手術が可能になります。
これまでのナビゲーションを用いた人工関節手術も、通常の手術に比べて非常に高い正確性がありました。しかし、実際に骨を切ったり削ったりする操作は人の手で行うため、そこには微妙な誤差が生じる可能性があります。その可能性を最小限にとどめ、予定した治療計画を忠実に再現できるのがロボティックアーム手術です。
この機械を扱うためには特別な研修を受けライセンスを得る必要があります。日々研鑽を重ね、患者さんに安心してよりよい手術を受けてもらうために、選択したのがこのMakoの導入です。今後とも人工股関節置換、人口膝関節置換術の領域において、より正確な手術を提供していうことが可能となりましたが、より高度な技術を提供することができるようになっても、当院は変わらず患者さんのQOL向上を目標とする「患者さん中心の医療」を貫き通します。
Makoを使用した人工股関節全置換術